(星座になった民具12)

 竈(かまど) 

 竃(かまど)に鍋や釜等をのせて煮炊きして、毎日の食事を作った。

 だから、竃も、星空に暮らしを描くときに欠かすことができなかった。

 かんむり座のθβαγδειで作る円形を竈に見立てた。竃のことは、「くど」、「へっつい」とも言い、星名も「くどぼし」「へっついぼし」が伝えられている。

  

「樋の間二つ家(てのまふたつえ)の竈     かんむり座(湯村宜和氏撮影) 

(鹿児島県姶良郡横川町の民家を移築したもの)      (半円形ではなく、θとιを結んで円形に見た)

(鹿児島県歴史資料センター黎明館所蔵)                 

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